ターゲットドローンイ |
戦闘シミュレーションプログラム内でターゲットとなる 模擬戦体のこと。 |
第一一七海兵師団 |
巡洋艦ヴォークリンデを擁する連邦海兵隊の
一師団。 師団本部が連邦の要所から離れているため、装備の刷新が遅れていた。 |
第七種人格矯正処置 |
アンドリューに施された人格抑制処置。 この時代、脳の器質性異常をその原因とする重犯罪者には 例外なくこの処置が施される。 具体的には情動、衝動を抑制するナノマシンをインプラントする事なのだが、 対象によってはそれさえも受け付けない場合がまま存在する。 よって第八種、九種といったより強固な処置方法が存在する。 ちなみに犯罪者の内、この処置が施されている人間の男女比は8:2であり、 現在の突発性衝動をその根元とする犯罪者率9:1より女性の割合が増えている。 |
第二種装備 |
KOS-MOSの実戦装備の一つ。現行の筐体のフレーム材質や 一次装甲の素材置換などを意味すると思われる。 |
第二ミルチア |
現ミルチア自治州政府の主星。直径13200キロメートル。重力比1.03。
惑星改造後、間もない星の為、まだ大地のあちこちに原生林が繁茂している。 海中の大気生成浄化用ナノマシンも未だその機能を継続させており、 宇宙からは薄緑色の惑星に移る。シオンの実家がある。 |
ダイレクトアプローチ |
VR-2000を介して接続していた二者間の主観同士の連絡を 解除し、直接対象のエンセフェロンに自らの意識を転送する事。 他者の意識領域に直接踏み込む事は、自他境界の損失を招く危険性がある。 ダイブとも言う。 |
ダミープロトコル |
バーチャルシートVR-2000を経由してオペレーターの主観と KOS-MOSの主観とを接続するための通信規約のこと。 本来自律型であるkOS-MOSにとって、外部からの接続は不要である為、 非起動時のみの手段となっている。 |
地に落ちて死なぬ麦は-- |
新約聖書「ヨハネによる福音書」第12章24節。 イエスが弟子に対して語った言葉。 |
チャーター便 |
アンドリューが、ドックコロニーで行き先を尋ねた
ハマーに対して言ったと思われる台詞。 恐らくはアンドリューはこの コロニーから直接目的地--この場合はU-TIC機関の関連施設-- へチャーターが可能な船を探そうとしていたとみられる。 |
中央電脳ピエタ |
ヴェクターと並ぶ巨大企業体ハイアムズに
よって設立された研究機関、 ユーリエフ・インスティテュートが保有していたマザーコンピューター。 |
超広域ヒルベルト |
ヒルベルトエフェクトを超広域にわたって展開させる事。 通常、KOS-MOSのヒルベルトの展開半径は30万キロメートル程度を 基本設定としているが、眼前に迫るグノーシスの大群を目の当たりにした シオンの状況判断によって、半径数百天文単位まで その範囲を拡大している。 |
調整糟 |
KOS-MOSの汎用メンテナンス、及び非起動時の
動作チェックを行う為の整備容器の事。 それ自体に移動機能が付加されている。 |
ツォアル事変 |
ミルチア紛争をその最後とする、連邦全体を巻き込んだ
戦争の直接的な原因となった事変の事。 その詳細は不明だが、アンドリューはこの頃、戦闘用の特殊兵士(生体兵器) として誕生した。 |
DME中毒 |
人間がレアリエンの体組織を取り込むことによって起こる中毒症状。
レアリエンの体組織(主に中枢神経)が血液によって脳内に運ばれ直接中枢組織を 変異させる為、摂取者はその精神状態や肉体に変調をきたし、 拒絶反応が起きた場合は死に至る。 中枢神経の変異後は、継続的に新しい組織の摂取が出来ないと禁断症状が起きる為、 投薬による抑制が必要となる。 摂取された組織は脳内のネットワークの成長に合わせて常に形態が変異する為、 現在のところ完全な治療法は無い。 連邦政府の統制が行き届きない宙域では、新種の麻薬として、 レアリエンの体組織が高値で取り引きされていると言う。 外的には皮膚の角質化、硬質化などの症状が現れる。 |
D.S.S.S. |
“Double Slit Sensory System”の略。
ディートリプルエスと読む。 グノーシスを知覚する為の虚数領域知覚装置の事。 ヴェクターによって開発されたもので、二重スリット状をした カメラ面で構成されており、A.G.W.S.や戦闘機のセンサー部分に 装備されている(軍用A.G.W.S.は胸部、ヴェクター製のA.G.W.S.は腰部)。 原理的には、量子力学でよく喩えに用いられる、 光子の二重スリット通過実験に近い。 |
テセドア |
星団連邦に属する惑星の一つ。 |
デュランダル |
DURANDAL 全長4000メートルを超える、クーカイ・ファウンデーションが所有する 重武装艦。 ファウンデーションの本拠である無軌道型コロニーと ドッキングすることが可能で、その際コロニーの主推進機関となる。 |
テロメラーゼ |
テロメア(染色体の両端にあるDNAの配列)を修復する酵素。 |
転移波 |
U-TIC機関のオーテック母機が発した転移座標指定シグナル。 エルザ船内に浸入したオーテックは、船内の目標とする座標ポイントに 船外から次々と端末を転移させていた。 端末がブリッジ内に転移してこなかった点から考えて、 ある一定の範囲内に限定されたものであるらしい。オーテックは何故、 船尾格納庫を占拠したのかは不明。 |
転送システム |
U.M.N.の特性を応用して行われている物資運搬技術。
この時代ではごく一般的に使用されている。 ただし、常時そのネットワーク情報が変化する物資、 つまり生命体の直接の転送は、その生命体の維持する情報--人格や 生体機能に重大な影響を与える為、それらの転送は事実上不可能となっている。 生命体の転送には、然るべきシールド処理が必要であり、そのシステム容積の 問題から、大抵の場合は航宙艇といったいわゆる“乗り物”が必要となる。 マシューズの船が貨客船であるのはその為。 |
天の車 |
別称プロト・メルカバー。ヨアキム・ミズラヒが中心となって
建造された巨大プラントで、その目的は不明。 グノーシスを吸収し、その動力とする機能がある。 モモが誕生した場所でもある。 |
トゥルカナ湖 |
アフリカ、ケニヤ北端にある湖。
面積約7000平方キロメートル。最大深度約73メートル。 この湖の付近で太古の猿人、原人の化石が多数見つかっている。 ルドルフ湖とも呼称する。 |
トガシ |
T.C.4745年生まれ。22歳。
アレンの後輩。二年前、KOS-MOS暴走事故直後にヴェクター第一開発局に入局する。
先輩であるアレンをからかうことを生き甲斐にしている。 趣味は柔道。ミユキに惚れている--らしい。 |
トニー |
T.C.4738年生まれ。29歳。
航宙貨客船エルザの操舵手。 一見優男風だが、 ひとたび操舵桿を握ると、その人格が変わってみえるほどの暴走癖の持ち主。 しかし、その操艦テクニックは一級品で、幾度となくエルザの危機を救っている。女好き。 |
ドラゴンスカル |
様々な弾体を撃ち出すことが可能な多目的レールガン。
KOS-MOSが撃ち出したのは、グノーシスの転移座標をヴェクター本社へと 知らせるための発信機。 |
AAAクラスの公的プロテクト |
トリプルエイクラスの--と読む。 プロジェクトゾハルの最高機密の一つであるKOS-MOSに施されているプロテクト。 Jr.が「せいぜい連邦政府のマザーフレームかU.M.N.のオペレーションシステムくらいのもんだろ」 と言っている点から、kOS-MOSの重要性がかいま見える。 |